Ticwatch Pro 3 Ultra GPSを購入

これまで2018年夏に購入したスマートウォッチのTicwatch Pro 2018をずっと毎日使ってきましたが、ついにこのたび新発売になったTicwatch Pro 3 Ultra GPSを購入しました!

これまで使ってきたTicwatch Pro 2018に不満があったわけではありません。「購入3年目のTicwatch Proを検証」の記事でも書きましたが、実は3年間使い続けてきたにも関わらずバッテリーもまだ1日半持ちますし、私の利用スタイルだと更に1年くらいは使えそうな感じです。TicwatchProシリーズが本当に優秀だということが分かります。

では何で買い替えたのか?

まぁ、この3年間で3世代モデルチェンジしスペックがかなりアップ(チップセットも2世代アップ)したこと、次期WearOS3のアップグレード対象になったこと、あとは気分転換?って感じでしょうか?

ということで、Ticwatch Pro 2018からどれくらいスペックアップしたか確認してみたいと思います。

まずは、わかりやすくスペックの比較表を作成してみました。

  Ticwatch Pro 2018 Ticwatch Pro3 Ultra GPS
サイズ 45x45mm 47x48mm
厚さ 14.6mm 12.3mm
重さ 57.5g 41g
解像度 400×400 454×454
チップセット Snapdragon 2100 Snapdragon 4100
メモリ 512MB 1GB
ROM 4GB 8GB
バッテリー 415mAh 577mAh
駆動時間 スマートモード
48時間
省電力モード
30日
スマートモード
72時間
省電力モード
45日
防水性能 IP68 IP68
付属バンド 表:レザー
裏:シリコン
フルオロゴム製
GPS GPS /GLONASS /北斗 /Galileo GPS /GLONASS /北斗 /Galileo /QZSS
bluetooth 4.2 5.0
デザイン 高級感(シルバーorブラック) スポーティ(ブラックのみ)
総評 ☆☆ ☆☆☆

性能的なもの

格段にアップしていますね。

  • CPU(チップセット)が2世代新しくなったことで性能が向上し、メニュー表示やアプリ起動など、かなり動きが早くなっています。
  • メモリ・ROMが増えたことで、使えるアプリの数を気にしなくてよくなりました。特にアップデートを続けるうちに徐々にROMを圧迫してくので、ROMサイズが倍になったのはうれしいですね。
  • 駆動可能時間がこれまでの1.5倍。これは、バッテリー容量のアップとCPUの使用電力が減ったことによる効果ですが、ここがスマートウォッチを選ぶ最大のポイントなので一番うれしいところです。
  • 対応GPSにQZSS(日本版GPSのみちびき)が追加されたことにより、より高精度で安定した衛星測位サービスが利用できます。
  • Bluetoothが5.0に対応し、スマホとの接続性が向上しました。
  • 米国防総省が定める軍用品調達規格「MIL-STD-810G」に準拠し、耐久性・堅牢性が更にアップしました。

デザイン的なもの

  • 若干横サイズは大きくなっていますが、見てもわかるほど厚みが薄く、実感できるほど重さも軽くなりました。
  • フレーム部分がメタリックシルバーを選べたものがブラックのみとなり、素材的にも若干重厚感がなくなりました。ライトな感じでこれはこれでアリですが、個人的には前の方が好きでしたね。
  • 付属のバンドがゴム製になり、これまでのレザー+シリコン製から比べるとチープ感があります。まぁ個人的にはシリコン製であっても汗で湿疹が出やすい体質で、もともとバンドはナイロン製に変える予定なので、付属バンドはあまり関係ないかな。

その他気になるところ

  • センサー系が増え精度もよくなり、健康面に関する機能が充実していました。それに合わせてアプリもよくなっています。血中酸素濃度を測る機能、ストレス管理機能、睡眠の質管理などはすぐに使いたい機能ですね。
  • アウトドアが好きなので、GPSの精度アップ、気圧センサーによる高度管理、コンパス機能の復活(Ticwatch Pro3 GPSでは一旦無くなった機能)は興味津々です。
  • 充電器が以前に比べコンパクトになり、携帯性が格段に向上しました。
  • 液晶ディスプレイのバックライトが、点灯色を18種類から任意で選択できるようになっています。

ざっと挙げるとこんな感じでしょうか?

個人的な感想としては、Androidスマホを持っていてWearOSのスマートウォッチを探しているなら、機能性からみても、コストパフォーマンスを考えても、このTicwatch Pro 3 Ultra GPS一択の感じがさらに色濃くなったように感じます。3年ぶりに購入を検討したのに、結局またTicwatchシリーズになってしまったw

多分、このMovboiというメーカーがGoogle出資による会社という一点で、WearOSの機能を最大限に発揮できるよう優遇されているのかもしれません。是非これからもTicwatchシリーズが、数あるスマートウォッチの中でも、隠れたベストアイテムとして愛され続けていくことを祈っています。

次回からは、機能について1つずつ検証していきたいと思います。


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6 Replies to “Ticwatch Pro 3 Ultra GPSを購入”

  1. こんにちは。
    TICWATCH PRO 3 ULTRA GPSご購入おめでとうございます。
    私もTICWATCH PRO 3 ULTRA GPSを購入しようか迷っておりまして、NFCのチップがどこの物かで迷っております。
    内部的にFelicaに対応したSONY製のNFCチップかどうかご存じでしょうか?

    1. TicwatchProは、この製品も含めオランダのフィリップス社製(現NXP Semiconductors)のチップになっています。
      よって、Felica(Type-F)ではなく、Mifare(Type-A)ですね。
      FOSSILのスマートウォッチのNFCチップはSONY製のFelicaのようです。
      まぁ、WareOS版GooglePayの日本提供が開始されれば、電子決済での利用価値も一気に上がるはずなので、楽しみに待っている感じです。
      来年のWareOs3の対応製品に、この「TICWATCH PRO 3 ULTRA GPS」も含まれていますので、遅くてもそこまでには対応するのではないかと考えています。

  2. こんにちは

     Ticwatch Pro 3 Ultra GPSを購入しましたが、ケースを探しています。
    旧モデルのTicwatch Pro 3のケースを使用出来るでしようか?

    ご存知でしたらお願いします。

    1. 申し訳ありませんが、Ticwatch Pro 3を持っていないので確実なことは言えません。
      ただ、厚みが0.1mm違うのと、ベゼル(フレーム部分)の上部と下部の形状が明らかに違うので、Ticwatch Pro 3の形状にピッタリ作られたものだと、若干フィットしないのではないかと思います。

  3. こんにちは。
    購入を検討していますが、各種ヘルスケアの測定結果はスマートウォッチ本体で確認できますか?

    1. 基本的に測定結果はスマートウォッチ本体で確認できます。
      その上で、スマートフォンのアプリでは、計測ごとの結果がすべて記録されるため、測定値の変化を振り返って見ることが出来ます。

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